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フォーム解析
VGSTUDIO MAX
大容量または高解像度の多孔質構造体には数百万のセルが存在する可能性があるため、手動でセルを分離することはほぼ不可能であり、このような膨大な量のデータを処理するのは困難です。VGSTUDIO MAXの使いやすいフォーム解析機能で構造を定量化し、アプリケーションにとって意味のある統計を導き出すことができます。
オープンセルフォームやクローズドセルフォームなどの構造内の個々のセルを分離して特性を評価し、セルを個別に定量化すること、ストラット厚を局所的に可視化しかつ、ストラット厚とセルのプロパティをの両方をヒストグラムや散布図などのグローバル統計に集約することが可能となります。
単一セルレベルでフィーチャーを決定するためのフォーム解析機能
セル
セル毎の特徴を定量化することができます。
- 一般：
- 位置
- 平均グレイバリュー
- サイズ：
- ボリューム
- 等価直径（同じ体積の球の直径）
- 表面
- 形状：
- 球形度
- 稠密度
- 適合した楕円体の形状（主成分解析（PCA）から）
- 方向フィーチャー：
- 特定の軸に投影された長さ
- 特定の平面への投影面積
- 適合楕円体（PCA）の配向
フェース
フェースの特徴を定量化することができます。
- 一般：
- 位置
- サイズ：
- 表面積
- 方向フィーチャー
- 表面法線方向
統計値
セルのヒストグラム
グローバルまたは関心領域のセルフィーチャのヒストグラムを生成します。
定量化可能な情報は次のとおりです：
- セル体積
- 同等直径
- 表面
- 平均グレイバリュー
- 球形度
- 稠密度
- PCA偏差
- 特定の平面上の投影面積
ストラット厚のヒストグラム
ストラット厚のヒストグラムを生成します。例えば、フォームまたは格子構造のノードとストラッドのボリューム率を設定することができます。
方向変動
セルボリュームの方向依存性を確認するために、方向変動プロットで特定方向の厚さでセルの特徴をプロットできます。レイヤー全体のセルフィーチャーの平均を計算し、（最小値と最大値とともに）レイヤーの位置の関数として表示できます。
フィーチャープロット
個々のセルのパラメーターの計算と公差に加えて、2つのパラメーター間の依存関係をフィーチャープロットに簡単に表示することができます。例えば、個々のセルボリュームに対する稠密度プロットは、大きなセルが小さなセルよりも球形であることを示している場合があります。
メリット
包括的
- セルサイズとストラット厚を計算します。
- 個々のセル、面、ストラット厚、すべての位置、サイズ、形状、配向を3Dで特徴付けます。
- 多孔質構造体と粉末の解析に同じモジュールを用います。
効率性
- 多数のセルを処理し、結果を有用なローカルおよびグローバル統計に集約します。
- セルを手動で分離する必要はありません。
ユーザーフレンドリー
- 解析を簡単に実行できます。プログラミングは必要ありません
- セルフィーチャーを3Dで可視化して、データをわかりやすく表示します。