このページは、Internet Explorerには対応していません。
セキュリティ上の理由から、Microsoft Edge、Google Chrome、Safari、Mozilla Firefoxなどの最新のブラウザをご利用いただくことをお勧めします。
VGSTUDIO MAX のバージョン3.5.2がダウンロードできるようになりました。バージョン3.5.2では、次の新機能が追加されました。
ジオメトリを補正する場合、新しいフィルタオプションを使用すると、不正確な補正結果の原因となるフィット点を見つけることができます。
円柱、円錐、またはより複雑なキャビティセクションなど、閉じたジオメトリの補正セクションを使用すると、自由曲面よりもドラフト角度に対応するCADシステムでロフト(一連の曲線からサーフェスまたはソリッドを作成する関数)によって導出される複雑なジオメトリの補正結果をより適切に制御できるようになります。
幾何要素を厳密に 補正するオプションを使用すると、サイズと方向をより細かく制御 でき、正規の幾何形状を補正できます。データム平面などの幾何形状を補正する場合は、制約を追加して製造可能な状態を保ちながら、形状や法線を変更せずに平面を可能な限り最適な位置に移動できるようになりました。
また、制約付きのパッチコンパウンドを厳密に再配置できるようになりました。これにより、パッチを最適な補正位置に移動したときにパッチの連続性を維持しながら、パッチのセットで構成される領域を補正できるため、製造可能な状態であることを保証できます。また、補正済み領域は、CADモデルに簡単に組み込むことができます。
補正された点を可視化することによって、形状補正を行う際に結果に関する視覚的なフィードバックが得られる事ができ、使用するパラメータをより適切に解釈できるようになります。
自由曲面に対してより良いフィッティング結果を取得できます。改良された表面フィッティングが、より良い品質のデータ出力と優れた使い易さを実現します。
点とサーフェス間の偏差を視覚化することにより、サーフェス補正の品質に関する視覚的なフィードバックを受け取ることができます。ヘアラインは、公差内と公差外の領域を示すため 、使用するパラメータをより適切に解釈できるようになりました。
変更が表面フィッティングにどのように影響するかを即座に確認できます。設定が変更されると、フィルタリングされた点にパラメトリックに依存するサーフェスがリアルタイムに更新されます。リアルタイムの表面フィッティングにより、ユーザーエクスペリエンスが向上し、作業スピードが上がります。
事前に設計パーツと金型の設計値/実測値比較を実施せずに、ツール補正を実施できるようになりました。これにより、ワークフローをより合理化でき、より適切な点配置により、より良い結果を得ることができます。これまで、設計値/実測値比較では、(除去可能な場合)フィルタを使用して除去する必要のあるアーチファクトが生成されることが多く、最適に補正されていないサーフェスが発生していました。
CADとツールスペース配置が異なる場合に、座標系を選択して補正用の特定の点を読み込むことができるようになりました。ツール内のパーツは元の設計とは異なる位置に配置されることが多いため、補正に役立つ結果を生成するには、補正用に定義された点をパーツの座標位置(アセンブリ内)からツール内の座標位置に変換しなければなりません。
実測オブジェクトと参照オブジェクト間の差を補正するサーフェスメッシュを簡単に作成できるようになりました。バージョン3.4.5 から導入されたこの機能が、最終ジオメトリの最適化で試行錯誤のアプローチとは対照的に、反復回数を減らすことで時間を節約します。3Dプリンターに送られたメッシュを補正し、歪みによって生じる設計値形状の偏差を排除します。このような歪みは、3D造形プロセスの固有のものであり、3D造形シミュレーションに基づいく以前の最適化後も残る場合があります。
バージョン3.5では、メッシュ補正のユーザーインターフェースが再設計され、新しい機能によって既存の機能のユーザーエクスペリエンスが改善されました。
新しい補正メッシュカラーオーバーレイ は補正メッシュの変位を明確に視覚化できるため、この変位を分析して注釈を付けることができます。
コントロール点と補正ベクトル/変形を視覚化することにより、モデルの動作をよりよく理解できます。
サイズが大きく異なる、またはその他の重大な偏差を示すスキャンと参照オブジェクトを利用するときに、より安定した信頼性の高い結果を得ることができます。
コントロール点の自動配置 が望ましい結果をもたらさない場合、ジオメトリ要素と定義された点を使って、補正に使用するコントロール点の配置を手動で定義するオプションがあります。
複雑なパーツでより信頼性の高い結果を得るために、新しい均一コントロール点配置モードを利用できるようになりました。コントロール点の位置が適切に決定されていない場合や、モデル内でフィーチャが均一に分散している場合に、コントロール点の配置を改善できます。
反復補正プロセスの補正メッシュ結果を合計します。1回の反復で偏差を完全に補正できない場合に、この合計結果が役立ちます。
モデルの一部のみを補正する場合、ROIを使って特定領域の補正を制限できるようになりました。
均一コントロールポイントを使用してメッシュを補正する場合、コントロールポイントはパーツにより適切に位置合わせされ、必要な点の数が減り、より良い結果を得ることができます。コントロールポイントグリッドの分布は、ボクセル空間ではなく、オブジェクトの形状に対応するようになりました。
選択した補正メッシュパラメータの結果をワイヤーフレームとしてプレビューすると、パラメータを反復する際の時間を節約できます。
補正メッシュの一度の計算でスケールの異なる2つの補正を追加できるオプション(例:部品偏差とツール収縮の補正)を追加しました。個別に補正されたCAD面に加えて、補正ツールの完全なSTLモデルを取得できます。これは、補正ツールをVISI用に書き出したり、二つの工程手順で変化が起きる焼結工程でも使用できます。
PDFとまったく同じように、ボリュームグラフィックスアプリケーションでレポートを編集および表示できるようになりました。バージョン3.4.4で刷新された統合レポート機能により、レポートのカスタマイズや自動作成も可能になり、.vglプロジェクトで直接保存できるようになりました。
新しいWYSIWYGレポートエディタの高度なテーブルプロパティでレポートのページ数を完全に制御できるため、特に関連性のある内容だけでレポートを作成できます。ソフトウェアが完全な結果セットを作成している間、テーブル内の行の並べ替えをカスタマイズし、表示する行を制限し、結果コンポーネントのサブセット(欠陥など)のみを表示したり、画像の順序を制御したり、最大の欠陥を最初に表示するなどができるようになります。
ページ上の要素の順序と位置を変更して、WYSIWYGエディタを使って、カスタマイズされたレポートレイアウトを作成します。要素を相互に位置合わせしたり、コンテキストメニューから要素の順序を制御してテキストコンテンツやグラフィック要素を簡単に作成したりする場合に、数値を入力して要素の位置を決定できるようになりました。
カスタマイズ可能なレポートセクションと外部ソースからの画像により、レポートレイアウトの柔軟性がさらに高まります。WYSIWYGエディタで、空のセクションを追加したり、セクションの名前を変更してコンテンツをより正確に記述したり、個々のセクションのバックグラウンドを有効/無効 にできるようになりました。外部画像を組み込むことで、Volume Graphicsソフトウェアで作成したコンテンツを関連する外部コンテンツと混合して、タイトルページなどの目立ったビジュアルを作成できるようになりました。
レポートされたオブジェクトからの任意の情報を組み合わせて、新たなレポートページレイアウト(例:概要セクションまたはパーツの複数の結果画像を含むセクションなど)を作成できます。画像、属性、テーブル、情報フィールドから選択し、それらを柔軟に配置して、結果、設定、画像、その他の情報をレポートページに表示する方法をカスタマイズできます。
レポートエディタで、表の列の順序と個々の列に割り当てられるサイズを直接カスタマイズします。例えば、グループの重要な列を表の先頭に移動し、列のサイズを変更することでレポートページのスペースを最適化できます。この機能により、元のアプリケーションダイアログで使用されていたテーブルと同様のカスタマイズオプションが新しいレポートエディタでもご利用いただけます。
新しいカスタマイズオプションを使用して、レポートデータに含まれるテキストまたはユーザーが入力したテキストを追加できます。グループ名や画像名といったレポートデータのテキストはレポートのどこにでも配置でき、ユーザーが入力したテキストはサイズやテキストスタイル(太字、下線、斜体)のカスタマイズも可能です。
ドライブやMicrosoft PowerPointなど他のアプリケーションからの画像を、レポートエディタにコピー&ペーストすることで簡単に挿入できます。画像をファイルダイアログから保存し読み込む必要性が無くなり、外部ツールを使用してレポートコンテンツを生成する場合のワークフローを簡素化でき、時間の節約になります。
Microsoft Wordなどの他のアプリケーションから、コピー&ペーストすることでテキストを簡単にレポートエディタに挿入できます。これにより、仕様書や部品説明など他のソースのテキストを簡単に再利用できます。
絶対参照を使用し、レポートの任意の項目を参照できるコンテンツを追加することで、まったく新しいレベルのレポートのカスタマイズをお楽しみいただけます。例えば、レポートから任意の結果を参照するタイトルセクション、いくつかの結果をまとめた概要セクション、類似した結果を隣同士に置く比較ページを作成できます。
表示されるレポートの日付/時刻またはプロジェクトファイルパス形式の変更や、レポートのバックグラウンドとセクションの情報フィールドオプションを用いてレポートされたオブジェクトの名前をページに表示することでレポートをカスタマイズします。これにより、システムの日付/時刻の設定に関係なく、レポートページでの情報の表示方法をより細かく決めることができるため、より多くのカスタマイズオプションを利用できるようになります。
カスタムレポートページを作成する際に、複数選択して既存のレイアウト要素を再配置または複製して貼り付けます。これにより、要素を個別に再配置したり、メインの編集メニューで要素を編集する必要がなくなるため、時間を節約できます。
レポートされたオブジェクトページの表示順序を変更することにより、レポートされたオブジェクトがシーン階層の異なる位置にある場合でも、レポートページをグループ化できるようになりました。
特定のシーン構成のコンテンツについてカスタマイズされたレイアウトを使用して、自動または手動でレポートを再作成できます。これにより、特定の種類の検査結果と正確に合致させそれを表示する、高度にカスタマイズされたレポートを簡単に作成することができます。
新たな機能により、設計値/実測値比較を実行する際に、最小/最大偏差の注釈を自動的に作成できるようになりました。これによって、一目で極端な点がわかるようになります。
設計値/実測値比較の計算が速くなりました。計算時間が短くなったことにお気づきになると思います。さらに、わずか数秒で迅速なカラーフェイルプロットを提供する新たなプレビューモードが、 検査プログラムの設定を高速化します。そして、統計計算を無効にするオプションを利用することで、インラインシナリオで、処理時間を大幅に節約できます。
バージョン3.4.5から導入された新しい画像保存オプションにより、現在選択しているワークスペース画面、または手動で定義したワークスペース画面の組み合わせのいずれかを保存できます。どちらが便利なのかは手動検査ワークフローによって異なります。ダイアログの新しいオプションでは、ショートカットとその他の画像設定の自動保存を変更することなく両方実行できます。
ワークスペース全体の画像をそのまま保存します。この新しい画像の保存オプションはWYSIWYGであるため、作成された画像はワークスペースの全体的なサイズを反映し、不規則なレイアウトの場合でもウィンドウの完全一致した位置を維持します。
同様のパーツの複数のスキャンを同じ方法で解析する場合など、1つのシーンで複数のプロジェクトファイルを結合することで、個々のプロジェクトを手動でマージする場合に比べて、時間を大幅に節約できます。
16ビットデータセットのデータマッピングとクランプをサポートすることで、14ビットデータに加え16ビットデータ範囲のデータセットをロードできるようになりました。また、読み込み時のデフォルトのミラーリングを改善し、スキャンした部分を東芝再構成ソフトウェアと同様に表示します。
アンビエントオクルージョンは、ボリュームグラフィックスアプリケーションの3Dレンダリングに、よりリアルなシェーディングと奥行き感を与えます。顕著なパフォーマンスへの影響なしに、シェーディングシーンの各ポイントがアンビエント照明にどの程度さらされているかを計算します。これにより、リアルな奥行き感を得ることができます。また、複雑なモデルの向きを改善し、3Dビューで視覚的に検査およびナビゲートする際に役立ちます。コンピュータグラフィックスでは、この技術はスクリーンスペースアンビエントオクルージョン(SSAO)として知られています。
多数のROIやボリュームを含むシーンのレンダリング性能を向上させたことで、複数の解析および複雑なセグメンテーションなど、密度の高いシーンにおけるユーザーエクスペリエンスが向上しています。シーン内の組み合わせによっては、フレームレートを最大10倍まで向上し、ユーザーエクスペリエンスが大幅に向上しています。
”要素サイズ変更” と呼ばれる新しい結合幾何要素タイプを使用して、フィット点を変更せずに幾何要素のサイズを変更できます。この機能で、軸を特定の点まで拡大して、要素がソース要素の外側に表示されるように、幾何要素をより見やすくすることができます。
CADモデルをVolume Graphicsソフトウェアで直接ミラーリングします。例えば、ミラーリングしたパーツを測定する際、ミラーリングしていないCADモデルのみが設計者または顧客から提供された場合、サードパーティ製のCADソフトウェアを使用せずにミラーリングを実行できるようになりました。
テンプレートの読み込みや編集など、1つのテンプレートで多数の座標計測オブジェクト(複数のグループ、幾何要素、座標系、結合された幾何要素など)の操作を高速で行えるようになりました。シーン内のアイテムの組み合わせに応じて、パフォーマンスが最大30%向上します。
ROIを使用して特定の領域のフィット点を削除するか、または選択できるようになりました。これによりフィーチャーに属さない、またはアーチファクトを表す点の使用を回避できます。
幾何要素を操作するための新しいユーザーインターフェースは、一貫したルック・アンド・フィールとインタラクティブ性の強化により、使い心地が向上しています。
球メソッドに基づいて肉厚マスクからROIを作成し、アディティブマニュファクチャリングで製造されたパーツの格子のような規則的(厚い)構造のさらなる解析をします。これにより、特にラティス構造内のノードをすばやく抽出できます。
レイメソッドの最小肉厚と最大肉厚の注釈を自動的に作成することにより、クリティカルな領域と、厚さが最小または最大になる正確な位置を特定できるようになりました。
新しいオプションを使用すると、4分割メッシュをプレビューして、計算量の多い面の作成を開始する前に、パッチレイアウトに関するフィードバックを得ることができます。
大きいまたは複雑な形状では、多数のコントロール点のフィットが失敗する場合があるため、より少ないコントロール点でCADモデルを作成できるようになりました。精度の低い結果が許容されるときはこの方法が役立ちます。コントロールカウントを3に設定すると、次数2のB-スプラインジオメトリが生成され、中心コントロール点がスキャンの良好な近似が得られるよう常にフィットされます。結果は滑らかですが、位置連続は確保できます。多くの小さなフェースが生成され、内側フェースの偏差に問題がない場合は通常は許容されます。コントロールカウントを2に設定すると、フェース間の位置連続のみがある平面的なモデルになります。
カラーバーの設定を維持したまま、評価テンプレートを読み込みます。プロジェクトのグローバル解析カラーバーを、評価テンプレートに保存されているカラーバーで上書きするかどうかを決定するだけです。
自動化ツールの拡張ダイアログで、マクロのすべてのステップで使用および作成されたオブジェクトを確認できるようになりました。これにより、再生時にマクロが何を実行するかをよりよく理解し、再生エラーの原因を見つけることができるようになりました。
マクロの手順に関する更に多くの情報がマクロの詳細で表示されるようになり、ステップが実行されたときにどのような処理を行うのか確認しやすくなりました。旧バージョンで作成されたマクロにも対応しています。
VGSTUDIO MAXおよびVGMETROLOGYフローティングライセンスを以前のバージョンで使用できるようになり、すべてのクライアントを同時にアップグレードすることなく、フローティングサーバーに新しいフローティングライセンスファイルをインストールできるようになりました。これによって、多くのフローティングワークスペースを新しいメジャーバージョンにアップグレードする場合の更新プロセスがはるかに簡単になりました。下位有効性は、VGSTUDIO MAXおよびVGMETROLOGY 3.4.4以降で利用できます。
フローティングライセンスメカニズムの変更により、VGSTUDIO MAXまたはVGMETROLOGYを利用できる場所をより自由に選択できるようになり、ハードウェアの共有がより便利になりました。改善されたフローティングライセンスメカニズムは、例えば次のような状況でご利用いただけます。
*プラットフォームまたはオペレーティングシステムによって機能の範囲が異なります。詳細については、都度更新される 製品情報ページを参照してください。