ハイエンドの産業CTデータの解析および可視化用ソフトウェア

新VGStudio MAX 3.0

VGStudio MAX 3.0 は産業用コンピュータトモグラフィー (CT) データの可視化および解析を実施するハイエンドソフトウェアで、種類の豊富なオプションモジュールを追加したり、応用分野別にパッケージ化された製品を使用することでニーズに合わせることができます。

世界の主要メーカーでVGStudio MAX は研究開発や生産、品質保証の非破壊検査で使用されています。

VGStudio MAX 3.0 概要:

  • ユーザーフレンドリーな機能(セグメンテーション、解析、可視化);
  • ボクセル、点群、メッシュ、CAD データをネイティブに処理;
  • 自動化処理用マクロおよびテンプレート;
  • ほぼどのような用途にも応用できるオプションモジュール

バージョン 3.0 の新機能:

  • ユーザーインターフェースを変更;
  • メモリの消費を抑えて大容量データに対応;
  • 点群データをサポート;
  • より柔軟になった自動化機能;
  • 解析の結合が可能;
  • CT データベースのシミュレーション

 

 

ユーザーインターフェイス

ユーザーインターフェースは見た目は旧バージョンと大きな違いはありませんが、見えないところで最新技術が使われています:

  • ブライトテーマに加えて、VGStudio MAX 3.0 では新たにダークテーマが利用でき、グレイバリュー(白黒)画像で作業をするのに最適です。
  • ブライトかダークか: アプリケーション全体を通して使いやすさが向上しています。
インターフェイスに2つのテーマから選択:お馴染みのブライトテーマ(左)、新しいダークテーマ(右)

パフォーマンス

最新ハードウェアのパフォーマンスをフルに活用できるよう、VGStudio MAX 3.0 は一から開発し直されています:

  • SSD や SSD RAID ストレージを搭載した PC にVGStudio MAX 3.0 をインストールすると、大容量のデータセットを開く時間がかなり速くなります。
  • 複雑なタスクの計算時間を大幅に削減するために、オプションモジュールの CT再構成 および移動現象ではマルチGPU を使用します。*
  • 新機能の データのアンロード/リロードでグレイバリューを読まない設定にすると、性能があまり高くないPCでも高解像度 CT データで作業が行え、プロジェクトも容易に送れます。 グレイバリューにもとづく解析結果も保存されます。

*ハードウェアに依存します。

 

 

データの統合性と安全性

VGStudio MAX 3.0 ではファイルの取り扱いがシームレス且つシンプルでとても安全です:

  • 意図しない変更や編集からraw データを保護します。
  • 同一のプロジェクトファイルに複数ユーザーがアクセスするような作業環境のために「開く」機能が改善されました。
  • シングルファイル保存選択で、元データを含む全てのファイルとフォルダが1つのファイルにまとめられます。

ボクセル、点群、CAD、メッシュデータサポート

VGStudio MAX 3.0はボクセル、点群、 CAD、メッシュデータとネイティブに動作します。

VGStudio MAX 3.0 では、CAD、メッシュ、点群データをインポートしたり、作業を実施するオプションが豊富です:

  • ボクセル、CAD、メッシュデータに加えて、VGStudio MAX 3.0 では点群データもサポートしています。
  • サポートしているデータタイプ(ボクセル、CAD、メッシュ、点群データ)に応じて幾何オブジェクトのフィッティングを最適化するので、計測の不確かさが低減されます。 
  • ASCII ファイル形式の点群の読み込みも可能です。
  • 破損した CAD やメッシュデータもインポート段階で修正し、最適化が実施されます。
  • CAD およびメッシュのレンダリング能力も大幅に改善されました。
  • CAD やメッシュデータをボクセルに、ボクセルからメッシュ、メッシュから点群、点群からメッシュに変換できます。
  • 関心領域 (ROI) を CAD やメッシュデータに作成し、設計値/実測値比較や肉厚解析で使えるようになりました。
  • 実際に CT で撮影する前にCAD モデルでROIテンプレートを作成。評価用テンプレートを作成することにより、形状検査タスクの高速化や自動化が実現します。

ブックマーク

VGStudio MAX 3.0 では、ブックマークを (テンプレートのように) 入出力して各種データセットに適用できます。 ブックマークを使うと、オブジェクトや解析、計測が複数存在するプロジェクトで様々なビューが容易に切り替えられます:

  • 3D や 2D ビュー、クリッピング、選択している座標系、レンダリング設定が保存できます。
  • ブックマークのエクスポートやインポートが可能です。
  • ブックマークを別のデータセットに適用できます。
  • マクロにも対応しています。
ブックマークを出力・入力して他のデータに適用

アクティブコラム

VGStudio MAX 3.0 のアクティブコラム機能は、色分け表示する解析結果パラメータを素早く切り替えます:

  • 解析結果の可視化や統計値の色分けで、対象にするパラメータを選択します。
  • 例えば、欠陥の表示を体積ベースから直径ベースにクリック1つで切り替えられます。

ボクセルデータの数学的オペレーション

VGStudio MAX 3.0 では初めてボクセルデータで数学的操作が可能になりました:

  • ボクセルデータセットの加算、減算、平均化が可能です。
  • 局所最大、最小データセットを算出します。
  • 加算、減算、平均を基にしたボクセルデータを導き出します。
  • 異なる方法でスキャンされたデータセットでも1つにまとめて意味のあるデータセットにできます。

評価機能

包括的な検査プランを評価として保存し、半自動または全自動の検査で使用できます:

  • 各評価には部品ごとの包括的検査プランが含まれ、様々な解析タスクの結果を論理的に関連付けて、決定的な合否判定を出すこともできます。
  • VGStudio MAX 3.0 で生成される評価は、VG InLine 3.0 の連続検査でも使えます。

マクロとテンプレート

マクロは自動化処理に便利な機能です。 VGStudio MAX 3.0 では、全く新しい柔軟性のあるマクロのコンセプトを採用しています。

  • 新しいコンセプトでマクロは結合や再調整が可能になり、異なるシナリオでマクロをフレキシブルに再利用できます。
  • 以前同様、複雑な解析手順をマクロに保存し、一つのデータで実行したり、 (バッチ処理ツールを使って)複数のデータセットで実行できます。
  • VGStudio MAX 3.0で作成したマクロとテンプレートを使ってVG InLine 3.0で自動化処理。

インスツルメント

距離やグレイバリュー、角度の計測を実施するインスツルメントは、 VGStudio MAX 3.0 では次の点が改善されています:

  • マクロおよびテンプレートをサポート
  • 評価機能で許容値をサポート

セグメンテーションツール

VGStudio MAX 3.0 のセグメンテーションツールではデータセットを各パーツに分解できます。

  • セグメンテーションツールには手動マーカー、ドロースタイルのツール、半自動のツール (例:領域成長)等があります。 ピクセルベースの画像編集ツールを過去に使用したことのあるユーザーにはおなじみのツールです。
  • セグメンテーションツールでは、データセットを各パーツごとに分解できます(関心領域;ROI)。 ROIはコンポーネントや素材ごとに作成可能です。
  • 解析や可視化の範囲をROIに限定できます。
  • CAD モデルを(局所)適用型面定義の開始外形に使用することで、より容易に正確な面の生成が行えます。これは特に複数マテリアルの場合に有用です。*
  • クリッピングオブジェクトからのROI生成が可能になりました。
  • VGStudio MAX 3.0 ではサブボクセルでセグメンテーションが行えるので、解析タスクの精度が更に向上します。*

*座標計測モジュールが必要です。

アニメーションのオプション

VGStudio MAX 3.0のアニメーション機能で CT データをより鮮やかにプレゼンテーションできます:

  • スライス画像やムービーを保存するとき、新機能のピクチャーインピクチャーでは、 3D モデルにおける正確な断面位置を表示します。
  • 新機能のアンチエイリアシングはレンダリングを滑らかにします。
  • 新機能のオブジェクトエクスプローダは、セグメント化したオブジェクトの展開アニメーションを作成します。
  • これまで同様、3D アニメーション作成ツールは次の2つから選択できます: フル機能の従来モードとシンプルな簡単モード。
新しいピクチャーインピクチャー機能で 3D モデルにおける正確な断面位置が分かります。

屈曲構造での作業

VGStudio MAX 3.0 では、屈曲した構造での作業がシンプルになりました:

  • 非平面ビューモードは、円筒状のオブジェクトを「展開」したり、屈曲した表面を平坦/水平にして、オブジェクトを断面でスクロールする機能です。 これまでは円筒状のオブジェクトでしか機能しませんでしたが、自由曲面でも使えるようになりました。
  • 非平面リサンプルでは、屈曲面(自由曲面)を平坦にし、この水平になった面で抽出してまた元の屈曲面に戻すことができます。
  • スラブ厚の設定では連続するスライスを1つの2D ビューにまとめることで、複数のスライス情報が一目で分かるようになります。

ドキュメント作成機能とエクスポート

VGStudio MAX 3.0では、データの表示と結果のドキュメント作成について包括的に機能を刷新し、柔軟なレポート作成機能を追加しました。.pdfファイルを直接作成できるというのは、多くの改善における一例です:

  • 色分け表示された解析結果を 3D や 2Dビューで確認できます。
  • 画像、ヒストグラム、表データを一般的なファイル形式で出力した他のアプリケーションで使えるようにします。
  • 新しいVGレポート形式 (.vgrf)で出力することにより、所望の方式でデータを使用できます。 VGStudio MAX 3.0 は全ての解析結果を標準化したフォルダおよびファイル構造で保存します。
  • Microsoft Excel 互換の包括的で完全にカスタマイズ可能なテストレポートを作成します。カスタマイズ後には、ボタンをクリックするだけで表や画像を含む結果を .xlsx や .pdf で出力できます。 (この機能には Microsoft Excel が必要です。)
  • .pdf ファイルを直接作成できます。 VGStudio MAX 3.0 では新しく.pdf フォーマットをネイティブにサポートしています。
  • スライス画像を保存するとき、新機能のピクチャーインピクチャーで、3D モデルにおける各断面の正確な位置を表示します。
  • 新機能トップレベルレポートでは、1つのオブジェクトに関連する全解析のレポートを生成します。
  • 新しいルールベースの画像および注釈生成では、VGStudio MAX 3.0 で生成する画像や注釈に適用するルールが設定できます。例えば、指定サイズを超える欠陥の画像を全て生成、など。 

解析の結合

連続して実施した解析結果を結合します。 解析結果の結合は VGStudio MAX 3.0 の新しい機能で、解析に複数のモジュールを使用している場合に有用です:

  • 解析結果の結合は、ある解析を実施後に別のモジュールでフォローアップ解析を行ったとき、前の解析の結果が考慮することができます。
  • 例えば肉厚解析を実施して、これを欠陥/介在物解析と結合すると、欠陥は大きさ別に分類されるだけではなく、周囲の肉厚も考慮した大きさ別に再分類されます。